神前式の式次第

神社を歩く新郎新婦

現在、和の結婚式である神前式が東京で流行中!とは言っても、人によっては悩んでしまうこともあるでしょう。
何しろ歴史ある結婚式のスタイルです。現代では失われてしまった何やかやの難しい行事とか儀式が目白押しで、戸惑っているうちに終わってしまう、というようなものではないのか、と思っている人も多いのではないでしょうか。確かに「歴史ある結婚式」などと言われると私たちはひるんでしまいがちです。「やっぱり定番の教会のやつにしようかしら」となってしまいそうになります。
しかし、もし「難しそう」というのが理由でやめようとしているなら、もう一度考え直してみるべきです。東京の神社で挙げることができる神前式の式次第は、決して難しいものではありません。むしろ今や定番となっている教会での結婚式に通じるところもあります。
たとえば教会の結婚式では神父さんが現れて、十字架の前で誓いの言葉やお祝いの言葉を述べますが、神前式では神主さんが登場して神社の本殿で祝いの言葉を述べてくれます。オルガンが鳴って讃美歌がうたわれる教会に対して、東京の神社では巫女さんが踊りを披露したり、雅楽が演奏されたりするのを聞くことができます。新郎新婦が指輪を交換する教会での結婚式に対して、神社での神前式では三々九度といって、新郎新婦がそれぞれ盃にそそがれた御神酒を飲んで夫婦のきずなを固めます。
「えーっ、指輪交換ないの?」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。東京の神社には、神前式にあたって「指輪交換の儀」を取り入れているところがあります。和の雰囲気たっぷりで、「結婚式と言えば」という定番もきちんとあるのです。